絵地図を「立体絵:立版古」に、制作実験。

立版古ってご存知ですか?

今回、絵地図/四条畷「なわて散歩」を、手づくりではあるが 3D ぽっく
印刷物を、より魅力的に出来ないか….と実験!
手づくりで重ね合わせ、奥行きを出し立体に仕上げてみた

まさしく、手づくり現代版 3D!立版古である様な気がする。(笑)

立版古(たてばんこ)、「たてはんこ」ともいう。
江戸時代に錦絵のなかの「おもちゃ絵」のひとつとして広く楽しまれたもので
「立てる版古(錦絵)」という名の通り、
錦絵を切って組立てて楽しむものだった、組み上げた時の想像以上の立体感、
パノラマ感の驚き、楽しさはまさに立版古ならではです。
多くは歌舞伎の芝居、舞台をミニチュア化したものであったり、
風景、名所、風物などを模写したものなどが多かったようで、
かつては千種類以上のものがつくられていたのではないかとも言われています。
そんな立版古も何故か20世紀初頭、
大正時代あたりを最後にほぼ消えていってしまいました。
盛んに親しまれていた江戸時代からのものも、現存するものは非常に少なく、
まさに幻の存在となってしまったらしい。

実験:制作現場です

発砲スチロール材を重ね立体に….

立版古の立体感にはおよばないですが、平面の印刷物を重ねることで
インテリアとして充分耐ええる【アートBOX 額】に仕上がった気がします。
取りあえずは、実験は満足で、大成功!です。
いつか、本格的に立版古をオリジナルで作ってみようと思っています。


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